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96 ヤマトブー再発見

第96回 伊良部探検隊 2014年10月~                                                         宮古本島を望む一周道路にある、大鏡岩ヤマトブーを見直している。
96   ヤマトブー再発見
96   ヤマトブー再発見
96   ヤマトブー再発見















高さ25m直径18m重量30万tとされる琉球石灰岩(=珊瑚礁)の大岩。
道路から東面を直下から圧巻な姿を見上げてきた。
亜熱帯樹林牧山公園から見え隠れする姿も「威容」と感じてきた。
大鏡岩「世界のすべてを照らし出す岩」と聴いてきたが、
その意味がよくわからなかった。

2014年の晩秋、客人と冒頭の写真にある岩の姿を見上げて、
頂上の面が西陽に輝いているのを観て、あっと思った。
頂上の西面は、西の光、インドや西の自然や文明の光を照らし出して、
届けてくれているんだと思った。
とすると、いつも船からもみている東面は、東の光、インカやレムリアの自然や文明の光を、
照らし出して、届けてくれているんだと思った。

探検隊で、何度か、遊歩道から続く階段を草刈りしてきたが、自然に戻ってしまい、道が見えなくなり、
またやろうといっていたのだが・・・
別の客人と歩いていると、道が通っていて、階段を登れた。
電話してみると、探検隊を共にしてきた雷太が客人と刈ったという事だった。96   ヤマトブー再発見
これも探検隊で、探検隊が普段の事となったという事で、ありがたいと思った。
かくして、これを第96回として報告しようと思った。
階段を登り、草をさらに刈っていると、岩の頂上に切れ目がある事に気づいた。

ヤマトブ-の底には、深い切れ目があり、干潮時に入っていける。
行き止まりから、さらに切れ目は、岩の上方に伸びており、もしかして、
切れ目は頂上まで?!
底の切れ目は「世界十字盤」 と聴いている。

96   ヤマトブー再発見この正月7日、客人と階段を登り、
頂上の岩を目の高さで対面してみると、
顔が観える。
風に耐えてきた顔とも話したが、
別れ際、笑っているようにも観えた。

と、こんな愉しみをともにしていきたい。

お気づきの方は、このブログの探検隊報告が、
第90回からいきなり第96回じゃないかーと、
言われると思う。
これは、探検隊が日常化している事と、
わたしの報告怠りの故で、申し訳ない。

おって、報告する。

日常化しているので、あなたの自然探訪美化保全の営みが探検隊という事で、
その報告や、今度みなでやりたい場があれば、伝えてほしい。

未報告の活動のタイトルを記しておく。
第91回 2014年2月 難行程下地島狭間池再探訪  シャリンバイ再発見
第92回 2014年2月 下地島空港東海岸海岸漂着ゴミ清掃 伊良部マラソン前
第93回 2014年3月 下地島西海岸沈水ドリーネ探索 テンノウメ再発見
               (内陸の池とつながる海の中にある池=壺)
第94回 2014年8月~11月 下地島伊良部島県道歩道草取り整備
第95回 2014年10月~ 下地島帯岩再発見 島と島をつなぐ大岩
               (国と国・東洋文明と西洋文明・水と火・過去と現在)                                            


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この記事へのコメント
ヤマトブー、すごい存在感ですね。
岩全体に底知れぬ力を感じます。
そして、ヤマトブーがこんなに海に近接している岩だとは!

岩の名前の由来にも興味が湧きます。
ヤマトは大和でしょうか?

これこそ、自然の作り出した彫刻・・・。
そんな風に思いました。

何百年かの時を経て、さらに岩は変化していくのでしょう。
それを見届けられないのことは残念ですが、
その頃の岩の立ち姿に、想像は膨らむばかりです。
Posted by shuho at 2015年01月17日 02:14
☆ shuho さん

ヤマトブーのブーは人が集まるところという意味だそうです。
700年前、この地に宮古本島から、人が移り住んだのが、伊良部の集落の始まりと言われています。
岩は、50万年前から堆積してきた珊瑚礁でできていて、
その間、隆起と沈降を繰り返し、
1万年前、今の島の形ができたといいますから、原形は50万~1万年来。
もひとつ、この琉球石灰岩は削られ、運ばれ、国会議事堂の大理石として、使われたとの事ですから、東面の平らな鏡面は、その面かとも。それ故、ヤマト=大和との説も。
とすると、ある意味、削られた秩父武甲山とも通じるのかもしれません。
しかし、内部かもしれない、その見上げて見る面は、鍾乳石の文様があり、
やはり、口を開けて、みほれてしまいます。
おっしゃる通り、「自然の作り出した彫刻」です。

頂上の「顔」はどうでしょう?
どのように観えますか?

人と歩くと、いろいろな自然の相が、あらたに観えてくることがあります。

いつか、一緒に歩きましょう。

「何百年かの時を経て、さらに岩は変化していくのでしょう。」
これは考えたことがなかったので、少し、驚きました。
どうなっていくのでしょう。
島は、この鏡岩は。
Posted by ちかさんちかさん at 2015年01月18日 10:38
問いかけに、どうお答えしたものかと悩んでおりました。
実は、初めてこの岩を見た時は顔が観えなかったのです。

ところが困り果てて写真を眺めていたら、昨日から、急に
はっきりと観えてきたのですよ!
じーっと静観しているような眼差しが。

そうしたら、ヤマトブーを主人公に、伊良部島の民話
が生まれてきそうな気さえしてきたから不思議です。

何百年後、珊瑚礁とヤマトブーと伊良部島に身を寄せた人々の話が、
伊良部島に古くから伝わる民話として語り継がれる。
なーんて事があったら・・・。

ちょっと愉しくなってきました。

いつか歩いてみたいです。
Posted by shuho at 2015年01月22日 00:23
☆ shuhoさん

静観とは、いい得て妙ですね。

自然はすばらしいです。

港から左回りで一周道路を行くと、やがて、この大鏡岩が見えてきます。
西面を知ってから、一層いとおしく、車をおりて、階段を上がって、あのお顔にあいたくなります。
今は一人でその時間はなく、客人との時間がその時になります。

大鏡岩の近くから、宮古本島に4㎞の橋がかかり、1月31日に開通します。
本島との行き来がしやすくなります。                        今まで車で往復3000円かかっていたのです。
どんな変化をもたらすのでしょう。
このお岩はその事も、静観してくださるのでしょう。
Posted by ちかさんちかさん at 2015年01月26日 04:19
 
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