50 浮き田現る

ちかさん

2009年12月28日 12:40

第50回いらぶ探検隊 2009年12月27日 この一年の初探訪地を再訪4+初探訪1 
参加5名 タイ・インドを探訪中のもの、キビ刈り中のもの、来客中のもの、年末の仕事中のものありで、最少の実質作業3名。
しかし、すでに皆で一回整備した所である為、再び覆われ始めた枝草落ち葉を払う軽微な作業で、場は蘇った!ゴミ袋計4
下地島入り江沿い東屋3・湧き池2。湧き池1は行ききれなかった初探訪地!
かつての探検隊第38・39・41・43回報告参照、38は一年前の今日。
今回の探訪順に報告する。命名は暫定。

① 庵の東屋
この6月は眺望なしをひらき、←この日の活動前。
枝を払い床を掃き→
ここの入り江の奥を見晴らす眺望よく、
客人・家族と度々訪れた。庵と呼びたくなる、瞑想スペースである!
北海道からの旅の方はここまでの参加、来春にまたここに来たいと語った。

この日活動の二人。
12年前、島に渡って以来、島の場を教えて下さってきた浜川氏。
息子の悠。年齢差75歳の間に私がいる。
時空を共有し、引継ぎできる幸い!

② 白砂の東屋
この6月、12名で2時間半、50袋ごみ拾い、道の草刈りした場。
さらに、この時、崖を下った青年二人が見つけた
白砂のスペース。今日も悠と降りてみた。→

←やはり、素敵なスペースだった!



③ 水の池
入り江沿いの畑端をしばらく歩き、
現れる美しい湧き池。  ←パノラマ→ 
島が点々と浮かぶ。
この3月、ここを初めて訪れた時、旅中のお二人が、「この池の水と島の割合は7対3で地球と同じよう!ちなみに、海水や血の、水と塩の割合も同じ。」と言われた。
今日は浜川さんがこの池の畔で、
「水は全ての命を生かしている。丑年の今年の健康をありがとうございます。来る寅年はさらに力強い年になりましょう!」と言われた。
←横のスペースの木を少し切らせていただき、
眺望をひらいた。→
いとおしい!

車で現れた畑の主に、「池、見に来た。綺麗!」と言うと、不思議そうな顔をされた。

④ 浮き田
ここで3月行きつけなかった近くの浮き田湧き池の事を思い出した。
浜川さんが大体の場所を示された。
厚く覆われた道端の原生林沿いをたどると、
↑見通しのよい所があった。
降りていく。見通しがなくなり、木に登る。
あっ、明るい空間!ヨシを30m越えれば行ける!→
悠と足場を確かめながら、よしを分け入る。
←浮き田現る!
癒しが感じられる空間だ。
12月の客人阿木氏の言葉、
「(鍋底の)手付かずの自然には無条件に癒されます」を思い出す。
浮き田は島の人の呼称で、ここには水脈があり、
ここで姿を消したおじいと牛が、海を隔てた来間島であがったと言う話は複数の人から聴いた。
新たな島の宝を確かめれた。うれしい。
保全していく事も念頭に置かなければいけない。

⑤ 集いの東屋
←空腹を抱え、今日第3の東屋へ。
1年前は暗く、眺望がなかったところだった。
11名でひらいた。ゴミ袋30。今日は3名で眺望をひらき、床を掃き、場は蘇った→
昼食は持ち寄り。おにぎりにローゼルソルト・ルッコラペースト。
佐良浜名物味噌豚。玉子焼き。ローズマリーチキン。ローゼルティー。
ここは、20名はゆうゆうと座れる、いわば、集いの東屋だ。
入り江の悠然としたエネルギーを感じながら、野外講義や会食・会合等もできる。
←実は、遊歩道口は見つからないほど、草が覆っていた。
車道の歩道も雑木繁茂。
草を刈る。→
公共の場の整備は本来行政の仕事である。
ここで、シーカヤックツアーを終えた英治さんが現れる。
「2日前は探訪した海の洞窟内でオペラ歌手の方が歌い、すばらしい声が響いた事」「ここの入り江は干潮の夜、蟹が沢山とれる事」「大切な事は直接話し合うべき事」等の話を聴かせてくれる。
浮き田発見の話をすると、「ほんと好きだねー」と言われる。
4名合流。午後3時。今日は、本年は、ここで、締めとなる。
内臓の神様洞窟・長山の浜等はそこから手を合わせた。
みんなの働きに支えられ、場はキープされ、
かくして四名で代表して、50回の手締めを行った。
浜川さんをお送りし、妻がしているローゼル仕事に戻った。

島の二人に「カナイピト」と言われた。
「働き者・夢をかなえる人」の意という。
来年に期する夢がある。
やってきた全てのセンターとなる場を作りたい!
「カナイピト」今日参加していない人も含めて、
みんなに夢があるのがわかる。
お互い支えあって、カナイピトしていこう!!!

場は愛せば、輝きをくれる。
決めて活動できる時間は貴重だ。
これまでの全ての参加者・報告を読んで下さっている方に感謝して、
50回目の報告を終えたい。

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