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65 竪穴洞窟ゴミ拾い

3月11日の地震津波の第一報以来、未曾有の大災害被害が広がっています。
被災の方々には、衷心より御冥福とお見舞いを申し上げます。
今、私達の生活、私達の社会のあり方が問われています。
その中での探検隊活動、今回は地球に向かって捨てられたゴミを粛々と拾いました。
また、東京のテレビ局の撮影の問合せには、大災害の傷みへの少しでもの癒しになればと考え、島の美しい自然の場を案内する事を確認しました。

第65回伊良部探検隊 2011年3月27日 参加者9名

牧山洞窟群は、琉球石灰岩を水が溶かす事によって形成されてきた竪穴洞窟(アブ)で、
牧山の台地に点々と8箇所ある。(市指定文化財)
深さと形状を記した断面図(1994年愛媛大学学術探検隊による調査結果)
65 竪穴洞窟ゴミ拾い




ウスバリアブを真上から拝む。大きいつらら岩が望める。足場は悪い。
65 竪穴洞窟ゴミ拾い






農道から、ウスバリアブに向かって投棄されたゴミの山。
65 竪穴洞窟ゴミ拾い








小雨の中、粛々と拾う。ゴミ袋30。粗大ゴミ多数。
運送及び残り(約7割)は市環境保全係と地域作り課に届け、相談する。
65 竪穴洞窟ゴミ拾い




8名で手打ち後、カナマラアブの木陰で休憩・会合。(畑のかぼちゃとジャガイモとハーブ)
65 竪穴洞窟ゴミ拾い






参加者のタローさんのブログは迫力に満ちる!
http://jintv.net/blog/?p=4277

問合せがあった番組はテレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」
(生きていく上で役に立つ、心が豊かになる、学校では教えてくれない教養や知識を楽しみながら学ぶ情報番組)
離島探訪・「島ダス」
http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/
結果的には、今回の撮影は宮古本島になり、伊良部島は次回以降の候補という事になった。
せめて本ブログで、島の自然の場をお届けする。最後に大津波祈りの場。

大龍門上断崖からのリーフ海域(地球の美しさ)
65 竪穴洞窟ゴミ拾い














鍋底・生まれ変わりの場(世の中の再生だ!)
65 竪穴洞窟ゴミ拾い












渡口の浜
65 竪穴洞窟ゴミ拾い










ヌゥドゥクビアブ
65 竪穴洞窟ゴミ拾い































石筍
65 竪穴洞窟ゴミ拾い



























帯岩 下地島・240年前の1771年明和の大津波で打ち上げられた大岩・
高さ13m周囲60mの逆さノッチ岩。
明和の大津波・M7.4 高さ40m・最大川の奥で85mの津波・震源地の石垣で9312名・宮古で2548名の犠牲者
「国と国との和、島と島との和合の国結びの大神様」の場とされる。(『宮古島の記』)
正面から左回り奥の岩間に祈りの場がある。
2005年2月にぎわい塾(全国から40名参集)で祈った。
再び、祈りの時である。
65 竪穴洞窟ゴミ拾い



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この記事へのコメント
 ゴミ拾い、ほんとにご苦労さまでした。写真で見るとほんとに大量のゴミですね。 島のあちこちにこんなゴミを大量に投棄した場所がありますので、それらを片づけるのはほんとうに大変なことだと思います。

 昔、下地島の方の近角さんの海の畑へ向かう旧道沿いのとある畑で、その畑の持ち主と思われる方が畑の一角を深さ5,6メートル、直径数メートルほどに重機で彫って、そこに毎日自宅から持ってきたと思われるスーパーのビニール袋に入れたゴミを投げ入れて処分しているのを、マラソン練習の折に見ていたことがあります。 こんなゴミ処理についての意識を変えることは難しいのでしょうが、そんな投棄ゴミにまみれた水を孫子の世代に飲ませることを考えるととてもそんなゴミ投棄はできることではないと思うのですが・・・。

 島の水は全て天からのもらい水。それも島の土地をくぐらせてその地下の自然の受け皿で得られた水なのですから、一人一人が島の土地を大事にしていかないといずれ人は島に存在できなくなるかもしれませんね。 そしてその意識を変えるには子どもの頃からの環境教育が大切なのかもしれませんね。自分たちが飲む水がどこからどうやって来ているのかを知れば、ゴミの処分に対する意識も変わるかもしれません。 人類が出した物はいずれ回り廻って自分達の口に入ってくるのですから。 島は小さな地球です。

 明日、4/1から家族が数日島におじゃまします。 よろしくお願いします。
Posted by 熊本の住人 at 2011年03月31日 09:29
海の美しさに魅せられます。しかし、あのゴミの山は

驚きですね。

なべ底など賑わい塾で行ったなつかしい場所を見ると

島がいつまでも美しくあってほしいと思います。
Posted by 西山 正子 at 2011年03月31日 12:09
☆ 熊本の住人さん

>人類が出した物はいずれ回り廻って自分達の口に入ってくるのですから。>島は小さな地球です。

放射能が制御不能で汚染となる事は本当に恐怖です。
島の地下水に対しても明確な認識が必要です。
アブに対する不法投棄は自然に対する態度としてもあってはならない事です。小学校のPTA研修会でも、この現場は子どもと共にみんなで見て、PTA新聞にも書きました。明確な教材化もしたいです。
断面図を見ても判るとおり、ゴミが深い底に落ちてしまう可能性もあります。
昨日役場に写真をもって報告に行ったのですが、環境保全の担当者が、以前の文化財担当者でもありますので、慎重に原状回復を目指す事になると思います。
自然との調和を明確に認識すべき時ですね。

久しぶりのご家族との再会、楽しみにしています。
その間、かつて語り合っていた自然探訪と保全、
無農薬栽培・無添加食品・自然染色作りを重ねてきました。
それが観光として、消費としてどう享受していただけるのか、見ていただきたいです。
それは島の仕事を創っていく事でもありますから。
Posted by ちかさん at 2011年04月01日 06:08
☆ 西山 正子さん

西山さん方と、賑わい塾で、自然の場を拝んだ直後の、
島で再燃した軍事化とその沈静、その年の末に伊良部探検隊の活動が始まりました。力を得て、島の自然も平和は今後も守っていきます。賑わい塾は、その後も毎年、日本各地、要所要所で行われていますが、その都度、その地の深いところと交信され、各地との目に見えないネットワークも広がってきているのだと思います。
この度の大震災の意味を、全国で、共に深め、被災地の復興と共に、日本・世界の再生の時にしましょう。
Posted by ちかさん at 2011年04月01日 06:28
「生まれ変わりの場」

見た瞬間に 想い出しました


再生 したい!  できる!!

心がぶるぶる震えるのは
きっとその場所が喜んでいるから

ですね。。
Posted by あっちゃん at 2011年04月01日 22:42
☆ あっちゃん

あっちゃんは、まだ、この島には来ていないけど、想い出したのですね。
喜んでいる場所は鍋底ですか・・・心の底ですか・・・
Posted by ちかさん at 2011年04月01日 22:50
 
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