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人前結婚式

人前結婚式
島の仲間、雷太と文の人前結婚式が佐和田の浜で行なわれた。
8月9日(土)。
海と空にひらける手作りのステージ・手作りの式・ヘンプの衣装・手作りの料理・のりのりのライブ・・・
100人以上の人が集まり、夜が更けるまで踊り、二人を祝った。
素敵な会になった。

二人と話し合い、
妻は司式者・私は立会人代表の言葉を担った。

ブーケセレモニー
 雷太の差し出すブーケを文は受け取り、一輪を雷太の胸にさす。
誓いの言葉
 雷太「私は、文と文につながるすべてのものを愛しつづけます。」
 文 「私はありのままの雷太を受け入れ、ありのままに雷太を愛しつづけます。」
 言葉を記した手作り誓約書に署名。キス。
立会人代表の言葉。
 「雷太君・文さん、ご親族の皆さん、おめでとうございます。

私は10年前、この伊良部島に移住し、司会をしておりますみどりと結婚し、長男悠を授かり、ハーブの仕事をして、この地に暮らすものであります。

雷太君は神戸生まれ、文さんは熊本生まれ。
二人の出会いは京都の山奥、いまから4年前の事です。
その時から、二人の心の旅は一層深まりました。
そして、3年前、伊良部島に移住。
私とは、洞窟や池や浜や遺跡を探訪し、自然の美しさを共有する「いらぶ探検隊」の活動を、この2年半、32回、共に続けてまいりましたが、雷太君の道や場をひらく力、文さんの場に立つ存在感にはすばらしいものがあります。
その力は仕事の上でも発揮され、二人がこの島に来たとき、その夕陽の美しさに深く感銘を受けたこの佐和田の浜の地に、縁に恵まれ、民家を借り、7ヶ月かけて改築、心休まるゲストハウス「びらふやー」をつくりあげました。オープンして2年、たくさんの人をお迎えしています。
二人はサポートする仲間にも恵まれ、びらふやーの工事・現スタッフをはじめ、今日のこの会も、会場、飲み物、食べ物、音楽等、すべて、仲間の心からの手作りによるものです。
また、この島の人たちは、常に心やさしく、
そして、いざというときは立ち上がって平和を守る、心強い人たちでもあります。

「光、相照らす」という言葉を二人に贈ります。(※)
自然や人の恵みを受けて、お互いを尊重しあい、幸せに暮らしていって下さい。
そしてますますいいスペースを、つくっていって下さい。
ご親族とのつながりも、ますます、大切にしていって下さい。
共に、力をあわせて、心豊かな島・世界を築いていきましょう。

我々立会人は、雷太君、文さんの結婚を心から祝福し、
ここに承認いたします。」 署名

親族の言葉  署名

結婚誓約書を掲げ、立会人全員の承認を得る。
結婚成立宣言。

水合わせの儀
 雷太の兄が透明の島酒の一升瓶
 文の兄が赤い島酒(ローゼル入り)の一升瓶
 二人のグラスにそれぞれ注ぎ、両家の水合わせ。
 二人口にする。

立会人全員にこの合わせ酒又は合わせソフトドリンク(ローゼルピンク)が配られ、
英治さんの祝辞と音頭で
乾杯!
式が成り立つ。

披露パーリーは賑やか。
フラダンスあり、ジャンベあり、島唄あり、スチールドラムあり、友人の言葉あり・・・
琉宮の料理あり、ヒロさんの握りあり、山羊汁あり・・・
 
私は雷太文の親御さんや兄や親友と話し、
自然体で生きる二人を心から祝福をしている事が伝わってきて、
嬉しかった。

伊良部の天と海と地と人から二人にエールをおくった。

素敵な司会をした妻と、
壇上の隅で式を見守った悠を褒め、
家路についた。

よかった。よかった。


※「光、相照らす。」
「ひとたび、光、観たる以上は、おのおのが相食(は)む代わりに、
相照らすのである。」(祖父近角常観の言葉)
「意訳・自然の恵みに気づいた時、おのおのが互いに争う事はなく、お互いの存在を認めあい、いかしあうようになるのである。」

式とパーリーの様子はびらふやーのHPにアップされている。 
http://birafuya.ti-da.net/ 
写真はびらふやー常連の写真家さんによるもので、
場に集う人の豊かさがここにも表れている。                           



この記事へのコメント
いいパーティでした。
ちかさんは特にオトナとしてお疲れ様でした。

ちかさんの挨拶は聞き逃してしまいましたので、ここであらためて読ませていただきました。

それにしても、ちかさんのフレーフレーが一番です。
Posted by ラテおじ at 2008年08月11日 15:00
☆ ラテおじさん

フレーフレーは体が動いてでてしまいます。
空と海がつながっている、あの場所で、そのエネルギーがみなを癒してくれているように思いました。
それが、「光、相照らす」ですね。
かの地に、初来島で感銘し、ゲストハウスを建て、式の場ともする彼らのセンスが素晴らしい。
Posted by ちかさんちかさん at 2008年08月12日 03:32
立会人代表の言葉の中で
[ご親族とのつながりも、ますます、大切にしていって下さい。}
と入れたのは、
二人の親族が式に来島されている事もありますが・・・
私自身が式の直前まで上京していて、
それを強く感じた事にもよります。
父母妹兄娘二人、再会は、それぞれ、心にしみるものがありました。
Posted by ちかさんちかさん at 2008年08月12日 06:08
隊長そしてみどりさん、大役ご苦労様でした。

美しい夕暮れの浜で、結婚式は神秘的でなんとも言えない雰囲気でした。

厳かさと陽気さとが入り交じる不思議な式でしたね。

ちかさん夫妻が、あの場を照らしていましたね。

...美しくも感動的な結婚式を演出してくれて感謝です。

二人の前途を祝して乾杯♪
Posted by 久高副隊長 at 2008年08月12日 07:17
☆ 久高副隊長さん

英治さんが琉宮に、ヤシガニを差し入れた夜、
雷太と文を囲んで、
徹底して、式とパーリーについて話したのです。
形が見えた時、雷太は文の膝枕で寝てしまいました。
こんなに気を許した雷太を見るのは初めてでした。
英治さんのヤシガニパワーも貢献しています。
そして、みんなのお祝いモードがぐんと上がったのです。
ヒロさんにぎり宣言するし・・・ 
上京先で聴いて、ゾクっとするほどうれしかったです。

みどりも台本まで作って、アドリブまで入れて、よくやりました。
私の言葉もみんなの思いになっていれば幸いです。
英治さんの乾杯の祝辞も思いが深くて、柔らかくて、素敵でした。
いつも、ぐんと地元にひきつけてくれるのが英治さんです。

ますます、みんなのエネルギーがそれぞれ高くなっているように思います。
そして、つながりも。
Posted by ちかさんちかさん at 2008年08月12日 11:15
この度は本当にありがとうございました!

琉宮での話し合いの時のみどりさんの一言

「結婚式は照れてやるもんじゃない!」

の一言で目が覚めて、いろいろな流れが生まれたように思います。

そして、島の皆様に祝っていただくための根本的な姿勢も正していただいた事で、結果的にあのような素晴らしい式になったのだと思います。

結婚式では、進行から演出まで、随所に近角さんマジックがちりばめられた事ですごく感動的なものとなりました。

式の準備でばたばたと走り回ったこの1ヶ月でしたが、あらためて島の人たちの優しさに触れることができ、素晴らしい体験となりました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいに満たされた結婚式でした。
Posted by 雷太 at 2008年08月15日 14:44
正の連鎖!
Posted by ちかさん at 2008年08月16日 23:49
☆ 雷太さま

今週の金曜日しめ切り、翌週の金曜掲載の新聞コラムがあり、
「光、相照らす」出来事の連鎖を、
もちろん、結婚式も含めて、書いているのですが、
いいですか。

あの、ミャーカも、霊石も、新風太鼓も
輝いていましたよね。
上京した時の家族との再会もそうだったんです。

雷太が一番自然を愛した父親に似ていると、
ご家族が言っていました。
壁に紙を貼り、落書きフリーにしたお父さんですね。
Posted by ちかさん at 2008年08月18日 03:54
 
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